スナック眞緒物語#1
ブログ開いていただいてありがとうございます
このブログはいつもとは少し違います!
どこが違うのか、と言いますと
今日のブログは私と眞緒さんのスナック眞緒妄想物話となっています。
眞緒さんが妄想して色々話したものを
私がメモを取って、文章にしたものなんです✨
今日の昼間、
2人でずっとお喋りしていて生まれました。
書いてて本当に楽しかったです♪
それではお楽しみ下さい♡
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カランコロン。
「あら、いらっしゃい。」
お店のドアのべルが鳴り、スナック眞緒の店内に眞緒ママの甲高い声が響く。
バイトのまなもが手慣れたように、入口で戸惑ったようにただまっすぐ立っているサラリーマンの上着と荷物を受け取り、席へと案内する。
「あら、初めてよね。」
眞緒ママが尋ねるとサラリーマンは「…はい。」と頷いた。
「じゃあまずは一杯ね。まなも〜ママお手製カクテルを作ってあげて♪」
「えっ…ママお手製なのに私が作っていいんですか?」
「いいのいいの〜♪」
「一応聞きますけど飲んでないですよね?」
「コーヒーしか飲んでないわよ〜♪」
歌うように言う眞緒ママと、冷静にツッコミを入れるバイト。その仲の良さそうな様子をぼんやりと見つめていたら、目の前に透き通った緑色の液体で満たされたカクテルグラスが差し出された。
「はい。どうぞ。乾杯♪」
一口飲むと、爽やかな甘さの中にほんのりとした苦味があった。その苦味がアクセントになり、なぜかとても幸せな気分になれるカクテルだった。
「落ち込んでいるみたいだけど、どうしたの?」
眞緒ママに尋ねられ、気がつくとサラリーマンは口を開いていた。
「実は彼女にフラれてしまって…」
話し出すと止まらない。
「というのも原因は、僕なんです。実はとあるアイドルに夢中になってしまいまして。」
「とあるアイドル?」
「けやき坂46の齊藤京子ちゃんです。」
その名前を聞いた瞬間眞緒ママの目がギラリと輝いた。
「わかるわ!その気持ち!」
隣でバイトのまなもも大きく頷く。
「彼女のことは大切だったさ。だけど、京子ちゃんのことは特別なんだ。」
眞緒ママはなにかを閃いたように顔を輝かせた。
「そうだわ!みんなで京子の握手会に行って、“きょんこナース”に傷ついた心を癒してもらいましょう!」
そうして3人は握手券を手に入れ、会いに行った。
握手会の帰り、サラリーマンは清々しい表情をしていた。
「やっぱり京子ちゃんは最高だ!きょんこナースだけじゃなくて、きょんこポリスにも会いたかったな!」
そんな彼の表情を見て、眞緒ママは嬉しそうに笑って尋ねた。
「そういえば、お名前聞いていなかったわ。」
「僕ですか?坂之上太郎です。」
それまで眞緒ママの隣で、少し興奮で頬を紅潮させて微笑んでいたバイトのまなもが口を開いた。
「あら、サカノウエなんて、なんかぴったりな名前ね。」
それからというもの、彼はスナック眞緒の常連客となった。そうして眞緒ママと齊藤京子さんの良さを語り合うのだった。
今日もスナック眞緒は大繁盛♪
原案:井口眞緒 文:宮田愛萌
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如何でしたでしょうか?
実はすでに4話くらいまで続きがあるので
また更新しますね☆
お読みいただきありがとうございました