ファンの皆様、関係者の皆様へのご報告とお礼




いつも温かい応援をありがとうございます。

先程までTOKYO FMでお送りしていた
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」
生放送のオープニングにて
自分の言葉でお伝えしましたが、

改めて、文面でも
前向きなご報告をさせてください。


2022年7月17日をもって、
乃木坂46を卒業します。






15歳で加入して、先月25歳になりました。
長く濃く、充実した時間を
過ごさせていただきました。

グループ在籍期間は、約9年半。
10周年ライブを終えたばかりの乃木坂46の
歴史のほとんどに立ち会わせていただきました。




全国ツアーでまわる会場の規模が
年々大きくなっていくのを体験できたり、
席が埋まらなくて悔しい思いをしたり。


全員でのライブだけじゃなく、
一部のメンバーだけでのライブも
ほとんど参加させていただきました。

何十公演も連続でステージに立ったり、
各地のホールを一年以上かけて回るツアーでは
手を伸ばせばハイタッチできちゃうくらい
お客さんとの距離も近くて、

ライブならではの熱量や一体感を
何度も経験させていただきました。





ライブは、みんなで作り上げる大事な作品です。
みんなが主役になれる場所です。


日産スタジアムが終わった今お伝えして
夏の全国ツアーが始まる前に卒業
というタイミングでの発表なのは、


現在の在籍メンバーの中では2番目に多く
ステージに立ってきたからこそ、
全体ライブの見え方に干渉しないタイミングに
お伝えしたいなと思っていたからです。
驚かせてしまったかもしれませんが、
許していただけると嬉しいです。






そして個人的には、この9年半には
高校3年間、大学4年間も含んでいます。

振り返っても思い出せない期間があるのは、
でこぼこで曲がりくねった道を
精いっぱい歩いてきたからかもしれません。



その道の先々で出会い、一緒に進み、
何があっても信じ続けてくださった
ファンの皆さんは、
私にとって何よりも心強い
戦友のような存在だと思っています。


どこにいようと何歳だろうと関係なく、
喜びを分かち合い、しんどいときは労わって
励まし合える皆さんと出会えて、
私は本当にラッキーです。




最初は誰もいなかった握手会のレーンに
少しずつ人が集まるようになって、
誕生日が近い開催日には
有志のファンの方々が休憩時間を使って
セレモニーを開いてくださいましたよね。

皆さんと当時撮った集合写真や
丁寧に作ってくださったアルバムは
コロナ禍になって握手会がオンラインイベントに代替してからも、時々見返しています。

ファンレターやSNSで届けてくれた言葉にも
何度も元気をいただいていました。
ライブ後のエゴサが特に楽しみでした。笑


これだけ長くいると、もう乃木坂自体から
離れてしまった方もいるけれど、
少しの間でも気にかけてくださった
すべての皆さんのおかげで、今の自分がいます。






アイドルグループにいるからこそ見られる
素敵な世界の中に、まだ見たことのない景色も
残していると分かっていながら、
乃木坂46を去ることを選びました。


でも、今はこれで良かったと思っています。
その名残惜しさ以上に、
これから見る景色を楽しみたいから。




自分がどんな歳の重ね方をするのか
想像がつかなくて、すごく楽しみです。

何に興味を持ち、何を大切に想い、
何を悔しがって、何に喜びを感じるのか。
どんな人たちと出会って、
どんなお仕事をして生きていくのか。


まだまだ、やりたいことがたくさんあります。
これからも好奇心の向くままに、
周囲の方への敬意をもって
挑戦し続ける自分でありたいと思っています。





卒業後は今までのように
ライブやオンラインミート&グリートで
お会いできなくなってしまいますが、

形は少し変わったとしても、
ファンの皆さんとお話しできる機会を
必ず作りたいと思っています。

決まり次第、SNSやラジオでお伝えします。
また一緒に楽しい時間を過ごさせてください!




ちなみに、在籍ラストの日は
オンラインミート&グリートです!
現在も販売中です!いっぱい話しましょう!

何なら今後の作戦会議しなくちゃ!






あと、ご存知かと思いますが
相変わらずめちゃくちゃ不器用なので、
くじけそうな時は、また頼らせてください!


いや通常時から頼りにさせてもらいます!
すいません!甘えます!

SNSをはじめとする各所での
広報部??ってくらい素晴らしい宣伝活動、
いつも本当にありがとうございます!!



あの時、オーディションを受けて良かった。
皆さんに出会えて、本当に幸せです。









そして、スタッフの皆様。

これまでたくさんの愛を注いでくださって、
素敵なご縁を繋げてくださって、
本当にありがとうございました。



どこにいたって、楽しめるはず。
続けてみれば、いつか何かに結びつくはず。

そう思える自分に育ててくれたのは、
紛れもなく今の事務所の方々だと思います。


モデルや女優の仕事を志すメンバーが多い中、
私が追求したがるものは
不思議と前例のないものばかりで、
しかもアイドルとしても人としても
まったく優等生ではなく、

特に入ってすぐの頃は、人の話を聞くのも
自分のことを伝えるのも本当に下手だったので、
戸惑わせてしまうことも多かった気がします。




ライブをはじめとするイベントで
長年お世話になっていた方々にも
なかなか会えなくなると思うと寂しいです。


皆様が光を照らしてくださり、
音楽や特効や演出で輝かせてくださり、
素敵な衣装を着せてくださり、
カメラでその一瞬一瞬を押さえ、
事故のないようにサポートしてくださったから
私は9年半ステージに立ち
アイドルでいることができました。


あんなに助けていただいたのに
ほとんどの方に直接お伝えできず、
本当に申し訳なく思っています。



始めはマネージャーさんとライブチームだけに
呼ばれていた「ザキさん」という愛称が、

いつしか通販番組の冠として使われたり
ラジオのリスナーに呼ばれたりしていて、
聞くたびに笑えます。



他にも書ききれないほど多くの方が
私たちを輝かせるために尽力してくださっています。

乃木坂46を通して巡り会えたことに
心から感謝しています。


一緒に仕事をできて良かったと
思っていただけるような人になれるように、
またお会いできる日まで頑張ります。









続いて、各媒体でお世話になった関係者の皆様。

自分の未熟さを恥じることなく
学び続ける大切さを教えてくださり、
視野を広げ、居場所を作ってくださったのは、
テレビやラジオの世界でした。

考えていることを話したり書いたりして
言葉で表現する、その面白さも難しさも
経験しながら鍛える機会をくださったのは、
出版社の皆さんです。




本当にありがたいことに
卒業後も一緒にお仕事をしてくださる方も
いらっしゃるのですが、

卒業をもって一区切りとなる方も
いらっしゃいます。



またご縁がつながり、ご一緒できる日まで
ひとつひとつのお仕事に励んでまいります。


そして、これからも支えてくださる方々へ
より一層の感謝をし、自惚れることなく
しっかり恩返しできるよう、精進致します。







最後になりますが、
素敵な個性を持つメンバーによって
変化し続ける乃木坂46を、
どうかこれからも温かく見守っていただけますと幸いに存じます。


今後とも、乃木坂46と、山崎怜奈の応援を
よろしくお願いいたします。
お読みいただき、ありがとうございました。




2022年6月13日 乃木坂46 山崎怜奈