じゃない方
生放送で毎日しゃべっているから
8月が終わると気付いていたくせに、
慌ててブログを書いてます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私はすっかり暑さにやられています。
早く秋が来ないかな〜
平日の昼はTFMでしゃべって、
夜はHanako.tokyoさんの連載原稿を書いて、
金曜か土曜はメンバーとしゃべったり
CBCラジオや通販の収録とかでしゃべって、
日曜はミーグリでしゃべって、
よくもまあそんなに言葉が出てくるなって
我ながら怪訝に思ってます。
確実に何かがバグってる。
それぞれ合間の時間は
何かしらを聴くか読むか見るかしてるので、
インプットもアウトプットも過多。
常に3、4つ、頭の中で並行してます。
でも、そうやって生きていくんだろうなーと
いよいよ腹をくくり始めたら
気が楽になりました。笑
体裁を気にして無理に着飾っても
きっとすぐ疲れちゃうので、
そのままでいたいと思います。
夏のツアーもひと段落つきました。
来てくださった皆さん、
配信を見てくださった皆さん、
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたか?
ダレハナが始まった昨年10月からの
約10ヶ月間で、ライブもかなりの本数に
出させていただきました。
2020.10 白石さん卒コン
2020.12 アンダーライブ武道館
2021.2 バースデーライブ
2021.3 二期生ライブ
2021.5 アンダーライブ横アリ
2021.6 松村さん卒コン
2021.7 ツアー大阪・仙台
2021.8 ツアー名古屋・福岡
9月に予定していた東京ドームが
延期になってしまったことは
悔しくも寂しくもあるのですが、
立てるようになるまでの希望も残ってるので
英気を養っておこうと思っています。
またライブ会場で皆さんに会う日を
楽しみにしています。
それまで、お互いにいろいろ乗り越えて、
生きていきましょう。
そういえば、昨日のダレハナで
オードリーの若林さんとお話しした流れで
私は自分のことを「乃木坂のじゃない方」
って言い表したのですが、
あれはノリで自虐しているというよりも
長年思っていた本音です。笑
真夏の全国ツアー福岡初日では
結成10周年のプログラムも組まれ、
演出でセリフを割り当てられていました。
"モデルやドラマ、活動の幅を広げ、
個人で活躍するメンバーも増えていきました"
というセリフパートは、
スタッフさんがあえて山崎に
割り当ててくださったそうです。
そういうイメージが身内の中でもあるんだなと実感する一方で、
これ私が言っていいのかなと、
勝手にちょっと申し訳なく思っていました。
私が日々心を躍らせているのは、
乃木坂46が大きくなっていくきっかけとなったモデルやドラマじゃなくて、
クイズと、歴史と、ラジオです。
もちろん全体演出なので、主語が
「グループ」なのは理解していましたが、
それにしても、、、
モデルやドラマの世界で頑張っている子、
輝いている子がこんなにたくさんいるのに、
1ミリも関与してない人間が
このパートを受け持っていいのだろうかと。
自己発信ではない言葉に
感情を乗せて言うのは慣れていないので、
本番まで一度も成功できず、
細かいところを言い間違ったりして。
もっと器用にやれよ、と
自分に喝を入れながら、どうしようもなく
スタッフさんに出捌け口で嘆いてました。笑
ライブで長年お世話になっている方で
ラジオも聴いてくださっているとのことで、
つい、お札はがしちゃうんですよね。
まあ初期からダメなところ結構見せちゃってるから、いいかなって。
「人間そんなもんですよね〜」
と言ってくださったおかげで、本番はしっかり届けられました。ありがたいです。
あと、ツアーで毎公演流れるVTRで
"グループの顔として、常に前に立っているメンバーたちがいる"
"選抜と呼ばれることの重さ、それは誰より、彼女たち自身が知っている"
というナレーションを聴いてるときも、
「じゃない方だなー」って感じてました。
27枚のシングル、4枚のアルバム
ほとんど参加してきたのに
どれにおいても私は知らない世界の話で、
どんなに近くにいたって当事者にしか分からない部分ってあるよなと
改めて考えました。
先入観で価値をはかられたくないし、
はかりたくないんです。
知らなくても、見えてなくても、
それぞれがそれぞれの場所でやることやってるから。
と思う一方で、自分自身は
乃木坂の名前をつけて個人活動をすることに、
正直どこか後ろめたさもありました。
「じゃない方」歴が長いから。
でも、27thアンダー曲「錆びたコンパス」で
センターを務めさせていただいて
本当にたくさんの方が喜んでくださったり
待っていたよと言ってくださったときや、
最新作のカップリングなのに
今年のツアーのファン投票企画で
歴代アンダー楽曲の3位に選ばれたとき、
私は乃木坂46にいていいのかもしれないと
やっと思うことができました。
9年目にして情けないですが......笑
祈りのようにもとれる力強さで
どんな綺麗事を並べても、
世の中に何か確立された存在がいる限り
「じゃない方」が生まれるんですよね。
応援してくださる方のなかで真ん中に置いてくださるのは、すごく嬉しいし
いつも励みになっていますが、
俯瞰で見たら私は確実に「じゃない方」です。
でも、今はそれもまた一つの正解にして
生きていけると思っているし、
私が何かの「じゃない方」でも
私の「好き」が揺らぐことはありません。
なので、これからも引き続き
応援してくださる皆さんに向けて
言葉や表現を届けていこうと思っています。
各々、よき時に
受け取っていただけたら嬉しいです!
あと、私が自分で
「乃木坂のじゃない方」って言ったとき、
若林さんが反射的に否定しなかったのが
すごく嬉しかったです。
ここに書いても届くわけがないのですが、
本当にありがとうございました。
星野さんとの会話も楽しみにしています。
まだラジオをお聴きでない方は
ぜひ今週中にタイムフリーで。
山崎怜奈の誰かに話したかったこと。 | TOKYO FM 2021.08.30
https://radiko.jp/share/?t=20210830130000&sid=FMT
そして、同期の伊藤純奈と、渡辺みり愛が
先月末をもって卒業しました。
二人とも本当にお疲れ様ね、
いろんな人に手を差し伸べて
自分のことも努力して磨いてって
なかなか出来ることじゃないよ。
人によってはそつなくできちゃってたように
見えたかもしれないけど、
ここにいたら葛藤してないわけがなくて。
それを見せないようにもできる器用さは
美しくもあり、一方でこちらとしては
どうして気づけないんだろうと、
反射的に自分の無力さを痛感していました。
特にみり愛ちゃん。
結局ずっと助けてもらってばかりで、
一緒にいる時間、たくさん話してなかったら
きっと今頃私はいろんなものから
ドロップアウトしてました。
感謝しかない。ヒーローです。
でも、あなたがしんどい時は何もできなかった気がします。心残りです。
ずっと自信がないと言っていたし、
それは本心なんだろうけれど、
みり愛は自分が思っている何倍も魅力に溢れていると思います。
純奈は私と真逆の人間で、
出会ってから何度憧れたことか。笑
明るくて気さくでチャーミングで、
誰の心にも寄り添うことができて、
まわりをぱっと笑顔にしてくれて、
おしゃれが好きで、歌とお芝居が上手で、
内側で向上心を滾らせているから
評価に身を任せず努力していて、
完璧すぎるくらい、とっても素敵な女の子。
そういえば、このグループに在籍してから
色々なあだ名で呼ばれるようになりましたが
「れな」という名前を
シンプルに呼んでくれていたのは
未央奈と純奈だけだったので
いよいよいなくなっちゃいました。笑
誰か受け継いでくれないかしら......
これからも続く人生で、二人とも
もっと彩られていくのだろうなあ。
自分にとっての幸せを、
そっと大切にしていけますように。
素敵なご縁がたくさん繋がっていきますように。
卒業、本当におめでとう。
出会えて幸せです。これからもよろしくー!